高校受験で志望校に合格する生徒・落ちてしまう生徒には、勉強法や考え方に特徴があります。
ここでは、第一志望の高校に合格できる生徒、落ちてしまう生徒の特に目立った特徴を3つにまとめて紹介していきます。
目次
高校受験で受かる人の3つの特徴
1.積極的で自発的な態度
志望校に合格する生徒は、本気で合格したいと思えるような志望校を持っています。
そのために、志望校に合格するためなら何でもする、というやる気が行動となって表れます。
分からない問題は、先生に積極的に質問します。
また、誰にも指示されていないのに、自分から進んでノート(メモ)を取ります。
重要なのは、指示されたから仕方なく行動するのではなく、自分から進んで行動ができるという点です。
自発的な態度こそが合格する生徒の最大の特徴です。
2.問題集を何回も周回している
合格する生徒は、同じ問題集をくりかえし何回も解き直しています。
受験に出題されるような応用問題は、一度問題を解いただけではなかなか定着できません。
くりかえし問題を解き直すことで、やっと自力で問題が解けるようになります。
合格する生徒は、自分で問題が解けるようにならなければ意味がないことを知っています。
3.自ら考えて問題を解いている
合格する生徒は、まず自力で考えた後に質問をします。
まず自分で考えてみることで、解法を知った後に自分の考え方のどこが間違っているかが分かります。
これをくりかえすことで、考え方が次第に洗練されてゆき、入試本番で見たことがない問題が出題されても対処できるようになります。
考えることを習慣にできている生徒は、入試本番でも良い結果が残せることが多いです。
高校受験で落ちる人の3つの特徴
1.受験が早く終わって欲しいと口にする
受験で失敗する生徒は、まずやる気がありません。
毎日何時間も勉強してまで入りたいと思う高校がないため、一刻もはやく受験が終わってくれることを望んでいます。
また、受験が終わり、勉強から解放されたときのことばかりを考え、今の勉強にも集中ができません。
この考え方は態度になって表れます。
受験の直前期に、はやく入試を終えたいという言葉を口にするようになったら要注意です。
2.問題集はやりっぱなし
受験に失敗する生徒は、問題集をあまり周回しません。
問題は解きっぱなしのため、一度解いたことのある問題は多いのに、解き方が覚えられていません。
ひどい時には、自分の解ける問題だけを解き、自分が解けない問題は放置することもあります。
受験勉強は、解けない問題を解けるようにするための訓練なので、これでは本末転倒です。
たくさん勉強しているのに、全く成績に結びつかない場合は要注意です。
勉強の仕方を間違っている可能性がありますので、効果的な勉強法にまずは変えていく必要があります。
3.説明を聞いて満足する
受験に失敗する生徒は、見たことがない問題だという理由だけで解き方を質問します。
また、解き方の説明が分かりやすければ、それだけで解決済みと考えがちです。
実際は、説明をしてもらっただけでは不十分で、自分で解けるようになるまで問題の練習を積んでおくことが大切です。
授業を受けたり、説明を受けるだけで満足しているようなら要注意。
重要なのはどれだけ問題練習に時間を割いているかです。
まとめ
受験に失敗する生徒は、やる気が無いため自力ではなかなか勉強できません。
また、勉強の方法が完全に間違っていることが多いため、取り返しがつかなくなる前に勉強の仕方を変えるよう矯正する必要があります。
正しい勉強法を知っている塾や家庭教師の先生にできるだけ早めに相談することをおすすめします。