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トップレベル高校を目指すならやっておきたい数学問題集
各地区で最高峰の、トップレベル高校を目指す場合に、必ずやっておきたい数学参考書があります。
それが、東京出版の「日々のハイレベル演習」です。
ここでは、日々のハイレベル演習について詳しく紹介していきたいと思います。
日々のハイレベル演習の特徴
私が塾講師になって間もない頃、研修で数学の教科リーダーに指導を受けた際、新人講師がやっておくべきおすすめの数学問題集について質問しました。
そのときにおすすめされたのが、東京出版の数学問題集でした。
東京出版は、月刊誌「高校への数学」でも有名な出版社で、出されている数学問題集や参考書はいずれも良書揃いです。
なかでも、「レベルアップ演習」「Highスタンダード演習」「日々のハイレベル演習」の3点セットは特に有名で、ハイレベルな高校を目指す場合には必須の問題集となっています。
この3冊の中でも最もレベルが高いのが「日々のハイレベル演習」です。
問題は、6月1日から12月31日までに毎日1題をこなせば終わるような構成になっています。
30×7なので約210題の問題が収録されていることになります。
そのうち、半分が図形問題で、残り半分がそれ以外の問題から出題されています。
後半に進むほど難易度は上がっていき、12月分の問題は、激難問題だらけとなります。
日々のハイレベル演習を何度も周回し、考え方をものにできれば、どんな難関高校の入試数学問題も得点源にできることは間違いないと思います。
日々のハイレベル演習の使い方
日々のハイレベル演習は、以上の通りとても難易度が高く、トップレベル高校以外を受験する場合は不必要で時間の無駄となってしまうでしょう。
あくまで、トップレベルの高校を目指し、数学を得点源にしたい人のための問題集です。
それ以外の場合は、「日々のハイレベル演習」ではなく、「レベルアップ演習」などをやってみて、様子見をすることをおすすめします。
東京出版の問題集の中で比較的レベルが低めの「レベルアップ演習」でも、学校や塾で習う内容に比べると遥かに難しいので、数学が得意な生徒さんでも十分過ぎるくらいやりがいはあるはずです。
日々のハイレベル演習は中学3年の数学の全分野を習っていることを前提にしています。
また、数学の難問特有の解法パターンを知っていることも前提としています。
塾などで難問の解き方のパターンを叩き込まれていない場合は、以前に紹介した「塾技100」などを使い、まずはパターン問題の解き方を抑えておく必要があります。
「塾技100」は問題演習を中心とした参考書ではないため、東京出版の問題集と合わせて使うのがとてもおすすめです。
日々のハイレベル演習を買う際の注意点
日々のハイレベル演習は、「高校への数学」の増刊号として出版され、毎年5月中旬頃から販売開始となります。
アマゾンなどの通販サイトでも購入できますが、在庫が限られているようで、毎年販売開始から1ヶ月くらいで全品売り切れとなってしまいます。
その場合は、東京出版のホームページから注文する必要があります。
こちらはアマゾンなどとは異なり、送料がかかってしまいます。
アマゾンなどでお手軽に購入したい場合は、かなり購入タイミングが限られてしまうため、販売が開始されたらすぐに購入しておくよう、注意が必要です。