高校入試の序盤では、まず薄い問題集をすばやく終わらせてしまうことが大切です。
こう言うと
「どうせなら分厚くて網羅性の高い問題集をやったほうがいいんじゃないですか?」
と返されることもあるのですが、薄い方がいいんです。
ここでは、高校入試で薄い問題集を使う意味や、使い方について紹介していきたいと思います。
目次
高校入試で薄い問題集を使う意味は?
高校入試の序盤で薄い問題集を使うのは、以下の2点のためです。
1.中1,中2内容を短期間で思い出すため
薄い問題集を使うのは、中1,中2のときに理解できていた内容を、短期間ですばやく思い出すためです。
高校入試では、中学3年間の内容を総合した問題が出題されます。
しかし、中3で受験勉強を始めて間もない頃は、中1,中2の内容をすっかり忘れてしまっていることも多いです。
まずは、当時理解できていた内容を思い出すことから始める必要があるんです。
目的はあくまで思い出すことであり、当時理解できなかった内容に挑戦する必要はありません。
また、当時の内容を思い出すことは受験勉強の本題ではありません。
そのため、短期間ですばやく終わらせることができるような、薄い問題集が復習には最適なんです。
分厚い参考書を5教科分もやろうとすると、最後まで終わらないまま入試本番を迎えるという最悪の事態も・・・
受験勉強は、過去問や応用問題の演習を中心に行わなければならないため、復習は短期間で終わらせることが大切です。
2.自分の苦手分野を把握するため
薄い問題集を解くことで、自分がすっかり忘れてしまっている分野がはっきりします。
また、当時苦手だった問題や理解できなかった内容を思い出すことができます。
自分の苦手分野を把握できれば、その分野を重点的に勉強することで成績をかなり底上げすることができます。
高校入試の序盤に最適の問題集
高校入試の序盤に取り組むべき、おすすめの薄い問題集がこちらです。
1冊中に5教科の内容が全て収められています。
また、各分野の内容が1ページ中にコンパクトにまとめられており、扱われている内容も重要な基礎内容ばかり。
1ヶ月もあれば十分周回できるようになっているため、すばやく復習を終える目的には最適の問題集です。
薄い問題集の使い方
これらの問題集は、4,5月などのできるだけ早い時期に終わらせることが理想です(習っている分野だけでOK)。
問題を解いていく中で、比較的内容をよく覚えている分野と、すっかり忘れてしまっている分野が自覚できます。
内容をすっかり忘れている分野や、当時から苦手だった分野は別の参考書などを使って重点的に復習する必要があります。
特に、中1,中2当時から苦手だった分野は、もう一度授業を聞いて復習するのがベストですが、学校の先生に再度授業をお願いするわけにもいきません。
そこでおすすめなのが、「スタディサプリ中学講座」です。
スタディサプリの授業はネット上でくりかえし見返すことができるため、苦手な分野を復習し直すのには最適です。
1ヶ月あたり980円で全教科の動画が見放題なので、塾に行って授業を聴くよりもずっとお得です。
授業用のプリントにも演習問題がたくさん載っているため、苦手分野ごとに問題集を買い直すよりも効率が良く、おすすめできます。
まとめ
- 受験の序盤に薄い問題集を使って復習をしよう
- 薄い問題集で自分の弱点を把握しておこう
- 弱点克服には、何度も見返すことができる動画での学習が最適
- 薄い問題集で「復習⇒弱点克服⇒応用演習」の流れをスムーズにしよう