高校入試の数学の中でも、特に難易度が高いのが図形分野です。
図形分野は、定期テストではそこそこ点が取れたのに、入試過去問や模擬試験では全く点が取れないと感じる受験生も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、図形分野は独特の発想法を要求されることも多く、入試の図形問題に特化した訓練をしておかなければなかなか問題を解けるようになりません。
ここでは、高校入試の図形問題を得意にするための問題集を3冊厳選し、内容を詳しく紹介していきたいと思います。
目次
高校入試の図形に特化した問題集
1.中学総合的研究高校入試問題集数学図形読解
難易度 :★★★☆☆ おすすめ度:★★★★★
高校入試の図形問題を練習したいと思う受験生に、真っ先におすすめしたいのが、この「数学図形読解」です。
定期テストの応用問題レベルから、入試問題レベルまで、図形のパターン問題がたくさん掲載されています。
また、図形が苦手な受験生にも理解できるよう、とても解説が丁寧な別冊解答が付属していることも特徴です。
問題のレベルも難しすぎず、簡単すぎず。
公立・私立を問わず、すべての受験生におすすめできる1冊となっています。
2.全国高校入試問題正解分野別過去問(図形)
難易度 :★★★☆☆ おすすめ度:★★★★☆
こちらは、公立高校を第一志望とする生徒におすすめしたい参考書です。
全国の公立高校で実際に出題された問題の中から、図形問題を500題以上もかき集め、分野別に整理した問題集です。
他の参考書では軽視されがちな作図問題なども、50題以上掲載されており、とにかく大量の問題演習ができます。
高校入試対策用の問題集の中でも、コスパは最高クラスです。
2年毎に新版が出版されているため、公立入試の最近の図形問題の傾向をつかむのにも最適です。
3.高校入試1対1の図形演習
難易度 :★★★★★ おすすめ度:★★☆☆☆
こちらは、高難度数学でおなじみの東京出版から出された図形特化の問題集です。
トップレベル高校を目指すためには最適の図形問題集ですが、内容は激ムズレベル。
塾などで入試の基礎をしっかり定着できていなければ、手も足も出ないでしょう。
万人にはオススメできませんが、入試の数学を得点源にしたい受験生にはおすすめの参考書です。
おまけ.図形の基礎を復習するために最適の方法
以上に挙げた3冊は、いずれも定期テストレベルの基礎内容が解けることを前提に作られています。
中学3年間の図形の基礎があやふやな場合は、まず図形の基礎を復習しておくことが先決です。
基礎に不安が残る場合におすすめしたいのは、「スタディサプリ中学講座」です。
難易度 :★☆☆☆☆
おすすめ度:★★★★★
スタディサプリは動画学習の講座として有名ですが、実は講座に大量の演習プリントが付属しています。
このプリントを使って図形問題の練習をすれば、基本は完璧にマスターできるはずです。
解き方を忘れていても、動画の解説を見て復習できるので安心です。
市販の問題集には基本問題が大量に演習できるようなものは少ないため、スタディサプリ中学講座は3年間の基礎内容の復習には最適です。
しかも、月額980円で全教科の講座(プリント)を受講し放題なので、どんな参考書や問題集よりもコスパは高いと思います。